ホテルカクタス / 江國香織

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 「ホテル・カクタス、というのが、このアパートの名前でした。
  ホテルではなくアパートなのに、そういう名前なのでした。
  アパートは三階建てで、三階の一角に帽子が、二階の一角にきゅうりが、
  一階の一角に数字の2が住んでいました。」

そんな出だしで始まるこの物語、挿絵もとてもキレイで不思議な感じが出ていて
思わず手にとってしまいました。

普通では考えられない主人公達ですが、それぞれに人生や恋の悩みがあり
とても面白く、そして、最後にはココロのしんみりと来るような終わり方で物語りは幕を閉じます。

引っ越し経験のある私にとって、なかなかこれは面白いのではないかと思いました。
一人ぐらしをしていての経験、引っ越してきたばかりで隣近所さえも知らない状態など
一度は誰だって経験しているでしょう?
読んでいて久しぶりに気分が良く読めたような本でした。
個人的には、数字の2の家族が好きかもしれません(笑)
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by ddack1 | 2005-11-22 13:43 | books